「スティックのドリフトに悩みたくない」、「ワイヤレスでも有線並みのレスポンスが欲しい」
そんな欲張りな要望を叶えるのが、今回紹介する「BIGBIG WON Rainbow 3」です。
静電容量式ジョイスティックを採用しているので、磁気や接触による摩耗が一切なく、ドリフト現象が発生しません。
さらに無線接続でありながら、2000Hzの高ポーリングレートを実現。反応遅延はわずか0.0005秒なので、超低遅延です。
本記事では、実際の使用感をもとに「BIGBIG WON Rainbow 3」を詳しくレビューしていきます。高性能な無線接続のゲームパッドを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
【商品提供:BIGBIG WON】
BIGBIG WON Rainbow 3の仕様
| 互換性 | Windows 10 / Windows 11 / Nintendo Switch / Android / iphone |
|---|---|
| 接続 | 有線 / 無線(2.4Ghz、Bluetooth) |
| 質量 | 約246g |
| 入力方式 | Xinput |
| ジョイスティック | 静電容量式ジョイスティック |
| バッテリー残量 | 1000mAh(最大16時間) |
| ポーリングレート | 2,000Hz |
| ジャイロ | 6軸ジャイロ |
| カラーバリエーション | ホワイト |
| 主な付属品 | USBケーブル×1 2.4Ghz受信アダプタ×1 交換用ジョイスティックキャップ×4 交換用十字キー×1 |
| 保証期間 | 1年 |
| 参考価格 ※2026年5月 | 約10,399円 |
BIGBIG WON Rainbow 3のパッケージ内容

「BIGBIG WON Rainbow 3」のパッケージです。

同梱物は以下の通りです。
- ゲームパッド本体×1
- USB Type-Cケーブル×1
- 2.4Ghz受信アダプタ×1
- 交換用ジョイスティックキャップ×4
- 交換用十字キー×1
- マニュアル×1
- サポートカード×1

USB Type-Cケーブルです。充電若しくは有線接続する際に使用します。布巻になっており、耐久性は高そうです。長さは約1mと余裕があります。

2.4Ghz受信アダプタです。

交換用ジョイスティックキャップです。長いタイプと短いタイプ、それぞれ2本ずつ付属します。

交換用十字キーです。8方向円盤十字キーなので、精密な操作が要求される格闘ゲームに適しています。

マニュアルです。日本語に対応しています。

サポートカードです。QRコードを読み込めば、専用アプリやマニュアルのダウンロード先に接続されます。
BIGBIG WON Rainbow 3の外観

BIGBIG WON Rainbow 3は、王道のXBOXコントローラーをベースにしたオーソドックスな形状をしています。

パッド下部には3.5mmオーディオジャックがあります。

パッド上部にはUSB-Type Cポートと、トリガーボタン等が配置されています。

側面から見ると握りやすくするための窪みが設けられていることが分かります。

背面には背面ボタンと、トリガーストップ切り替えスイッチ、充電端子が配置されています。別売りの充電スタンドを購入すると、スタンドに置くだけで充電が可能になります。

重量は実測で249gでした。

内部には14個のRGB LEDが搭載されており、鮮やかに光ります。
BIGBIG WON Rainbow 3のインターフェース
アナログスティック


左右のアナログスティックには、MOJHONカスタム静電容量式ジョイスティックを採用。8000段階の解像度、0.0005秒の遅延、最大16ビットデジタル座標対応と非常にハイスペックなものとなっています。
また非磁気誘導設計を採用しているので、部品間に物理的な干渉はないのも大きな特徴です。「ダイナミックセンタリングキャリブレーション」に対応しているので、自動でキャリブレーションされます。
これらの特徴により、アナログスティック最大の弱点ともいえる「ドリフト現象(操作していないのに入力が入ってしまう症状)」を抑制できます。

ジョイスティックは交換可能です。長いタイプと短いタイプのジョイスティックが付属するので自由に付け替え可能です。
十字キー

十字キーにはマイクロスイッチを採用。キレのあるクリック感と優れた入力応答により、素早く正確な操作が可能です。

十字キーは交換可能です。例えば、より精密な操作が要求される格闘ゲームは、付属の8方向円盤十字キーに交換して対応可能です。

十字キーの交換はかなり力が必要な作業なので手作業だと正直厳しいです。キーキャッププラーなどの工具があれば十字キーの交換は一気に楽になります。
ABXYボタン

XYABボタンにも十字キーと同じくマイクロスイッチを採用。アクチュエーションポイントが0.8mm、押下圧が110gfというスペックです。
トリガー

ホール+マイクロスイッチ式ダブルトリガーを採用。MOJHON独自開発の一体型ショルダーキーには、マイクロスイッチを搭載。
背面のトリガーストップ切り替えスイッチを切り替えることで、トリガー(LT/RTボタン)の押し込みの深さを、物理的に2段階で切り替え可能です。
押し込みを浅くすると、アクチュエーションポイントが0.8mmと短くなるので、アクションゲームやFPSに最適です。
押し込みを深くすると、トリガーを押し込む深さを256段階の細かさで検知できるので、レースゲームに最適です。
背面、側面ボタン


背面には2つのボタン、さらに上部にも2つのボタンを搭載しており、様々な機能を割り当てることが可能です。また、この4つのボタンはすべてマイクロスイッチとなっています。
その他のボタン


その他のボタン類はゲームパッド中央部分に配置されています。後述するソフトウェアを使わなくても、ゲームパッドだけである程度の設定が可能です。
BIGBIG WONアシスタント

BIGBIG WON Rainbow 3は、専用アプリの「BIGBIG WONアシスタント」を使用すると、ボタンマッピング、アナログスティックのデッドゾーン、マクロ作成、トリガー感度等、様々な設定が可能になります。
「BIGBIG WONアシスタント」はPCだけでなく、スマホでも使用可能です。
設定項目は下記の通りです。
- イルミネーション
- 共通設定
- マクロ設定
- デバッグ
イルミネーション

イルミネーションでは、LEDライティングをの設定が可能です。色だけなく、発光パターンも変更可能です。もちろんLEDライティングのオフも可能です。
共通設定

共通設定ではボタン、ジョイスティック、トリガーの細かな設定が可能です。

「シミュレーション」ではモーションコントロール、いわゆるジャイロの設定が可能です。

「スティック」では左右アナログスティックの入力特性を設定できます。デッドゾーン(遊び)の設定、応答曲線(カーブ)の調整などが可能です。

「トリガー」では左右トリガーのデッドゾーン(遊び)が設定できます。

「ボタン」ではボタンの役割の入れ替え(リマッピング)の設定が可能です。特定のボタンを「連射ボタン」として定義することも可能です。

「振動」ではコントローラーに内蔵された左右のモーターの挙動をカスタマイズできます。
細かな調整も可能ですが、プリセットとして、「強い」、「標準」、「弱い」が用意されています。もちろん、振動そのものをオフにすることも可能です。
マクロ

マクロを設定できます。設定したマクロは背面ボタン、上部ボタンの計4つのボタンに割り当てることができます。
デバッグ

デバッグでは、高度な設定が可能です。具体的には下記の項目の設定が可能です。
| 接続モードを選択 | XInput、Switchなどの接続モードを切り替えます。 |
|---|---|
| ステップ精度設定 | スティックの「解像度(スティックの傾きをどれだけ細かく数値化するか)」を調整できます。 |
| ポーリングレート設定 | 2000Hz/1000Hz/500Hz/250Hzからポーリングレートを設定できます。 |
| 校正 | スティック、ジャイロの校正が可能です。 |
| 低消費電力モード設定 | バッテリー節約設定です。 |
| 左スティックを十字キーに | 左スティックを十字キーと同じような挙動にする設定です。 |
| スマートスタンドの起動 | 専用の充電スタンドとの連動設定です。 |
| 製品マニュアル | PDFのマニュアルを閲覧できます。 |
BIGBIG WON Rainbow 3の実際の使用感

ゲーミングパッドの中で最もなじみ深いXBOXコントローラーと同じ形状なので、握っても全く違和感ありません。自然と手にフィットします。そのため、長時間プレーしても疲れにくいです。

左右のグリップには滑り止めラバーを配置。握った際に手にしっかりとフィットします。また、防汗効果もあるので、夏場のような汗をかきやすい場面でも滑りにくいです。

アナログスティックにもすべり止め加工が施されているので、指先でしっかり操作できます。
アナログスティックの感触は重すぎず、軽すぎず、丁度いい塩梅です。ちょっと触れただけで反応することはないため、安心感があります。

十字キーには上下左右の合計4つのマイクロスイッチが埋め込まれています。そのため、上下左右と十字キーを押す度にカチカチとした操作感が得られ、細かな操作感を得られます。
また、8方向十字キーに付け替えると斜め方向の入力がやりやすくなるので、格闘ゲームの波動拳コマンドや昇竜拳コマンドがやりやすくなりました。

ABXYボタンもマイクロスイッチということで、押すとカチカチとした感触があります。ほどよい反発力があるので、押し込んだ際のフィードバックも良好です。

LB/RBボタンもマイクロスイッチなので、落ち込んだ際にカチカチとした感触があります。内側・外側のどの位置から押しても確実に入力が反映されるので、安定した操作が可能です。
対照的にLT/RTトリガーは、LB/RBボタンのカチカチとした感触と異なります。力を込めればスムーズに押し込める感触。繊細なコントロールが可能です。
トリガーストップを有効にした際は、LB/RBボタンと同じようなカチカチとした感触が得られます。

背面ボタンは中指若しくは薬指で自然に操作できる位置に配置されています。背面ボタンは誤爆防止のためなのか、若干固めな感触です。

BIGBIG WON Rainbow 3を使用して、実際にゲームをプレーしてみました。シューティングゲームのダライアス外伝です。
繊細な操作が求められるゲームですが、スティックの追従性も良好で、快適にプレーできました。

続いてレースゲームの「Forza Horizon 5」をプレーしてみました。
やはり、押し込む深さを256段階の細かさで検知できるトリガーはレースゲームとの相性は良好です。トリガーを浅く押すとアクセルは弱くなり、逆にトリガーを深く押すとアクセルは強くなります。
トリガーの繊細な操作で、車の挙動を細かく変更できる感触を得られました。

個人的に嬉しかったのが3.5mmオーディオジャックの存在。有線のヘッドフォンをBIGBIG WON Rainbow 3に接続すれば、事実上ワイヤレス化が可能です。
パソコン本体の3.5mmオーディオジャックを使用しないで済むので配線が楽になります。
BIGBIG WON Rainbow 3の精度をチェック

「BIGBIG WON Rainbow 3」のポーリングレートを検証します。なお、有線接続ではなく、無線接続で検証しています。
ポーリングレートの測定には「Polling by Gamepadla」を使用しています。
検証の結果、ポーリングレートは2000Hzを超え、メーカー公称値通りの値が出ています。
無線接続でありながら、2000Hz超の高ポーリングレートを実現しているので、驚異的な性能といえます。
ポーリングレートは1秒間に操作情報を送信する回数のことです。ポーリングレートの値が高いほど、より精度の高く、低遅延の操作が可能です。

「BIGBIG WON Rainbow 3」のアナログスティックの精度を検証します。
アナログスティックの精度の測定には「GAMEPAD TESTER」を使用しています。
測定結果はエラー率2.8%と非常に優秀な数値で、アナログスティックの精度は良好です。


参考までに、有線ゲーミングパッドの「Logicool F310」でも同様の検証を行いました。
その結果、ポーリングレートは128Hz、アナログスティックのエラー率は18.6%~20.4%という数値でした。
「BIGBIG WON Rainbow 3」の検証結果と比べると、ポーリングレート、アナログスティックの精度はイマイチです。
BIGBIG WON Rainbow 3のレビューまとめ
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 無線接続でもポーリングレート2000Hzと超低遅延 有線接続、無線接続、Bluetooth接続に対応 ボタン、十字キー、トリガーにマイクロスイッチを採用 静電容量式ジョイスティックを採用しているので理論上ドリフトが起きない XBOXコントローラーと同じ形状なので握りやすい 背面ボタン搭載 振動機能に対応 トリガーストップに対応 3.5mmオーディオジャック搭載 交換用ジョイスティックキャップ、交換用十字キーが付 アナログスティックの精度が高い ジャイロ操作に対応 専用ソフトで細かな設定が可能 ゲームパッド単体である程度の設定が可能 | RGBライティングの光り方に癖がある 充電スタンドが付属しない 専用ソフトが使いづらい※日本語訳がおかしい箇所も 十字キーの交換が手作業だと厳しい |
BIGBIG WON Rainbow 3をレビューしてきましたが、一言で言えば「最新技術を詰め込んだ、競技志向のゲームパッド」です。
静電容量式スティックによる吸い付くような操作感と、無線接続でも妥協のない低遅延(2000Hz)は、競技志向のゲームとの相性が良好です。
「1万円前後の予算で、無線接続対応の競技志向性の高いゲームパッドが欲しい」という方にとって、BIGBIG WON Rainbow 3は有力な選択肢となります。








































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